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新宿御苑ガイド:見どころ・歴史と近くのイベント

新宿御苑の基本の情報と、知ると面白い由来・逸話、意外と知られていない見どころ、いまの催しをまとめています。

施設のガイド新宿御苑

新宿駅から歩いて10分の場所に広がる約58.3haの庭園。日本庭園・フランス式の整形式庭園・イギリス式の風景式庭園の3つを1日で歩ける。江戸の大名屋敷から農業試験場、皇室の庭園を経て、1949年にだれでも入れる庭になった。

English guide →

開園時間3月15日〜9月30日は9:00〜18:00(入園は17:30まで)、6月11日〜7月31日は9:00〜19:00(入園は18:30まで)、10月1日〜3月14日は9:00〜16:30(入園は16:00まで)
休園日月曜(祝日のときは次の平日)、12月29日〜1月3日。桜の時期(3月25日〜4月24日)と菊花壇展(11月1日〜15日)は毎日開く
入園料一般500円(30人以上の団体400円)、65歳以上・学生(16歳以上)250円、15歳以下は無料。障害者手帳のある人と付き添い1人は無料。年間パスポートは一般2,000円・高校生1,000円
支払い入口のゲートで交通系ICカードが使える。オンラインで前売りの電子チケットも買える(半年有効)
持ち込み酒類・ペット(補助犬は可)・遊具(ボール・フリスビーなど)・ドローンは持ち込めない。園内は全面禁煙
住所東京都新宿区内藤町11
行き方新宿門へは新宿駅南口から徒歩10分、新宿三丁目駅・新宿御苑前駅(1番出口)から徒歩5分。大木戸門へは新宿御苑前駅(2番出口)から徒歩5分。千駄ヶ谷門へは千駄ヶ谷駅・国立競技場駅(A5出口)から徒歩5分

2026/10/27に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式も見てください。

出典:環境省「新宿御苑 利用案内」、環境省「新宿御苑 利用規則」、環境省「新宿御苑 アクセス」

キョウチカのおすすめポイント

新宿駅から10分で、空が広くなる。都心でここまで芝生を見渡せる場所はそう多くないと思う。新宿門から入って温室で南国の花を見て、芝生でひと休み、日本庭園の旧御涼亭で池を眺める、という半日がキョウチカのおすすめ。

酒類と遊具は持ち込めないので、ピクニックはお茶とお弁当で。秋は11月1日〜15日の菊花壇展、紅葉は12月まで続くので、イチョウやモミジの終わりの時期に行けるのもこの庭のよさだ。

ポチカのうんちく

新宿御苑は、もともと何だった?

始まりは1590年(天正18年)。徳川家康の家臣・内藤清成がこの一帯の土地を与えられ、内藤家の屋敷になった。1654年、内藤家が屋敷の一部を返したところに甲州街道の宿場「内藤新宿」ができ、「新宿」の名が生まれた。1772年には、玉川上水の水を引いた内藤家の庭「玉川園」ができ、いまの玉藻池にその名残がある。

1872年(明治5年)、政府が内藤家の土地を買い上げ、西洋の作物や家畜を試す「内藤新宿試験場」にした。1879年に宮内省の「植物御苑」となり、皇室の野菜や花を育てた。1900年、福羽逸人がパリ万博で訪れたフランスで、ヴェルサイユ園芸学校のアンリ・マルチネーに設計を頼み、1906年(明治39年)に皇室の庭園「新宿御苑」として完成した。

1945年の空襲で、旧御涼亭と旧洋館御休所を残してほぼ全焼した。1947年の閣議で国民の公園にすることが決まり、1949年(昭和24年)5月21日に「国民公園新宿御苑」として公開された。いまは環境省が管理している。

出典:国民公園協会 新宿御苑「歴史表」、三井住友トラスト不動産「このまちアーカイブス 新宿」、国民公園協会 新宿御苑「歴史(裏)」

ポチカのうんちく

日本初の国産イチゴは、この庭で生まれた

この庭を皇室の庭園に作りかえた福羽逸人は、園芸の研究者でもあった。1902年(明治35年)、福羽は国産のイチゴの第1号「福羽苺」を作り出し、大正時代に全国へ広がった。

大温室では、いまも「福羽苺」が育てられていて、1月から4月ごろに実をつける。冬に温室へ行ったら、赤い実を探してみたい。

出典:国民公園協会 新宿御苑「歴史(裏)」、環境省「新宿御苑 大温室」

ポチカのうんちく

内藤家の畑は、唐辛子で真っ赤だった

江戸時代の享保のころ、八代将軍吉宗のすすめで内藤家の土地では野菜が作られ、そばや「内藤とうがらし」が広まった。収穫の時期には畑が真っ赤になったと伝わる。

内藤とうがらしはいまは江戸東京野菜のひとつで、園内のレストランゆりのきでは、内藤とうがらしや江戸東京野菜を使った料理を出している。

出典:国民公園協会 新宿御苑「歴史表」、環境省「新宿御苑の施設」

ポチカのうんちく

御苑には、動物園もあった

明治のはじめ、日本庭園のあたりには鴨池・養魚池と動物園があった。その動物は1926年(大正15年)に上野動物園へ贈られた。

1880年から1884年にかけては、日本庭園の上の池に皇室の鴨場「新宿御猟場」も造られた。

出典:ニッポン旅マガジン「新宿御苑」、三井住友トラスト不動産「このまちアーカイブス 新宿」

ポチカのうんちく

「桜を見る会」の会場

1917年から1938年まで、皇室の観桜会(観桜御宴)がこの庭で開かれた。福羽逸人は、イチヨウや普賢象を観桜会で楽しむ品種として書き残している。

1952年からは、内閣総理大臣が主催する「桜を見る会」がここで毎年開かれ、各国の賓客を迎えた。

出典:ニッポン旅マガジン「新宿御苑の桜」、観光庁 多言語解説文「桜開花カレンダー」

ポチカのうんちく

昭和天皇の大喪の礼もここだった

1989年(平成元年)、昭和天皇の大喪の礼は新宿御苑で行われた。皇室の庭園だった歴史は、戦後も続いている。

出典:環境省「新宿御苑」資料

ポチカのうんちく

1958年、東洋一の温室

空襲で焼けた温室は1958年に建て直され、当時は東洋一とされる大きさだった。2012年に建て替えられた今の大温室は約2,750㎡で、約1,000種の植物を展示している(裏の栽培分を含めると約2,700種)。

出典:環境省「新宿御苑 大温室」、三井住友トラスト不動産「このまちアーカイブス 新宿」

意外と知られていない見どころ
  1. 旧御涼亭(台湾閣)1927年(昭和2年)、昭和天皇のご成婚を記念して台湾に住む日本人有志が建てた中国南方風の建物。東京都選定歴史的建造物。日本庭園の池を見渡せる。
  2. 旧洋館御休所1896年(明治29年)、温室の植物を見に来た天皇・皇族の休憩所として建てられた洋館。国の重要文化財。前に大きなヒマラヤスギが立つ。
  3. 前の温室の基礎1875年に建った最初の温室は約100㎡の小さなガラスの建物だった。いまの大温室の東の端に、前の温室の基礎が残されている。
  4. セントルイス万博の橋1904年のセントルイス万博に出た、木に見えるように型押ししたコンクリートの欄干の橋を輸入し、1905年にアメリカ人の技師が組み立てた。
  5. メタセコイア1950年(昭和25年)、カリフォルニア大学のチェネー博士から2年生の苗2本が贈られた。紅葉は12月ごろ。
  6. プラタナス並木とバラ整形式庭園には約100種・約500株のバラと、両側に4列ずつ並ぶ約160本のプラタナス(スズカケノキ)がある。

出典:国土交通省 関東地方整備局「新宿御苑旧御凉亭」、国民公園協会 新宿御苑「歴史(裏)」、環境省「新宿御苑 大温室」、環境省「新宿御苑の庭園」

タクシー・バスで行く

🚕 タクシー

  • 新宿駅の東口・西口のタクシー乗り場 「新宿御苑まで」で約5〜10分、料金は約1,000円(800円程度の場合も)。降りる場所は新宿門前がいちばん入りやすい。混雑時は門の近くに止まれず、少し離れて降りることもある。現金があると安心(NEWTの記事より)

🚌 バス

  • 新宿三丁目 都営バス 品97(品川車庫〜新宿駅西口)。新宿門へ。新宿駅西口バスターミナルから乗れる 新宿門
  • 新宿四丁目 都営バス 池86(池袋駅東口〜渋谷駅東口)。新宿門へ 新宿門
  • 新宿伊勢丹 都営バス 早77(早稲田〜新宿駅西口)。新宿門へ 新宿門
  • 新宿一丁目/四谷四丁目 新宿一丁目:都営バス 品97。四谷四丁目:都営バス 早81(早大正門〜渋谷駅東口)。どちらも大木戸門へ 大木戸門
  • 千駄ヶ谷駅前・北参道・国立能楽堂 都営バス 黒77(目黒駅〜千駄ヶ谷駅)、早81、池86(北参道)、ハチ公バス 神宮の杜ルート(国立能楽堂・千駄ヶ谷駅)。千駄ヶ谷門へ 千駄ヶ谷門

都営バスは前乗り。大人210円、PASMO・Suica可。駐車場は大木戸門の隣にあるが、桜・紅葉の時期はとても混むため公共交通がおすすめ(公式)。バスの系統・停留所は変わることがあるので、乗る前に確認を。タクシーはアプリでも呼べる。GO は英語に対応し、海外の電話番号とカードで使える。Uber は東京ではタクシー会社の車を呼ぶ形、DiDi は2026年の初めから23区などで外国人も S.RIDE のタクシーを呼べるようになった。

出典:新宿御苑 アクセス(環境省・公式)、NEWT 新宿御苑へのアクセス、JR東日本 新宿御苑、Japan Taxi Apps for Tourists: GO, Uber, DiDi and S.RIDE(2026年10月12日)

キョウチカのおすすめの回り方

  1. 新宿門から入る 新宿駅からいちばん近い門。門の外のインフォメーションセンターで地図をもらえる(約5分)。
  2. 大温室 約1,000種の植物。福羽苺や熱帯スイレンなど、季節の花を見る(約20〜30分)。
  3. 旧洋館御休所 ヒマラヤスギの前の洋館。開いている時間を確かめて中も見る(約10分)。
  4. 風景式庭園の芝生 ユリノキやヒマラヤスギの大木が立つ芝生。新宿門側へ伸びる眺めの軸を見ながらひと休み(約20分)。
  5. 整形式庭園 バラ花壇とプラタナス並木。左右対称の庭を歩く(約15分)。
  6. 日本庭園と旧御涼亭 池のほとりの中国風の建物から池を眺め、翔天亭で抹茶を飲む(約30分)。
  7. 玉藻池から大木戸門へ 江戸の大名庭園の面影が残る池を見て、大木戸門から新宿御苑前駅へ(約15分)。

所要時間を書いた資料は見つからなかった。時間はキョウチカの見立てで、全部回ると2時間半〜3時間ほど。冬(10月1日〜3月14日)は16:00で入園が締め切られるので、昼すぎには入っておきたい。

出典:環境省「新宿御苑の庭園」、環境省「新宿御苑の施設」、環境省「新宿御苑 大温室」

季節ごとの見どころ

1〜4月大温室で福羽苺が実をつける
2月中旬〜4月下旬桜。約65品種・約1,300本が順に咲く(ニッポン旅マガジンによる)
3月下旬〜4月上旬ソメイヨシノ(約400本)
4月上旬〜中旬代表の品種イチヨウ(約130本)。4月中旬はカンザン(約90本)
7〜10月大温室で熱帯スイレン
10月〜プラタナス並木が色づきはじめる
11月1日〜15日菊花壇展(毎日開園)。2026年も11月1日〜15日
12月モミジとメタセコイアの紅葉が見ごろになることが多い

出典:観光庁 多言語解説文「新宿御苑の桜」、ニッポン旅マガジン「新宿御苑の桜」、JR東日本 のってたのしい「新宿御苑」、環境省「新宿御苑 大温室」

新宿御苑・浜離宮・六義園、どれに行く?

広さは新宿御苑が約58.3haで、浜離宮(約25万㎡=約25ha)の2倍以上ある。浜離宮や六義園が江戸の大名庭園の形をそのまま見せる庭なのに対し、新宿御苑は日本庭園・整形式庭園・風景式庭園の3つの形を一度に歩ける近代の庭だ。

キョウチカの見立て:芝生で寝ころびたい、温室や洋館も見たいなら新宿御苑、海とビルを一枚に入れたいなら浜離宮。新宿で買い物や食事の前後に2時間あるなら、新宿御苑が組み合わせやすいと思う。

出典:GLTJP「新宿御苑」、東京都建設局「浜離宮恩賜庭園」パンフレット

近くで組み合わせる

  • 新宿三丁目・新宿駅東口 新宿門は新宿三丁目駅から徒歩5分。庭を出たら百貨店や飲食店の多い新宿三丁目へ。夜は新宿の横丁で一杯、という流れがキョウチカのおすすめ。
  • 国立競技場・千駄ヶ谷 千駄ヶ谷門は千駄ヶ谷駅・国立競技場駅から徒歩5分。新宿から入って千駄ヶ谷へ抜けると、そのまま神宮外苑の方へ歩ける。
  • 四谷・新宿御苑前 大木戸門は新宿御苑前駅から徒歩5分。門の外には、玉川上水の内藤新宿分水をたどる散歩道(新宿区が整備)がある。

出典:環境省「新宿御苑 アクセス」、環境省「新宿御苑の庭園」

新宿御苑で、いまやっている催し・これからの催し

ひと目でわかるまとめ

注目の催し

  1. GTFグリーンチャレンジデー2026 in 新宿御苑(11/7〜11/8・新宿御苑前・参加無料(新宿御苑の入園料 一般50)
  2. Livly Island OPEN LAB. 2026(11/20〜11/24・新宿・1,000円(日時指定)
  3. 永遠なるガウディ 〜VRで辿る、サグラダ・ファミリアの奇跡〜(8/5〜12/31・新宿・一般2,500円(土日祝2,800円)
  4. シャンパーニュの祭典 ノエル・ア・ラ・モード 2026(11/4〜11/9・新宿・料金は公式ページで確認)
  5. Love The Park Market(ラブザパークマーケット)(11/21〜11/22・国立競技場・入場無料)

この一覧で、ここで予約できる PR

日付と人数を選んで、そのまま予約・購入できる催し

終わりが近い順48件

よくある質問

新宿御苑の開園時間は?

3月15日〜9月30日は9:00〜18:00(入園は17:30まで)、6月11日〜7月31日は9:00〜19:00(入園は18:30まで)、10月1日〜3月14日は9:00〜16:30(入園は16:00まで)

新宿御苑の入園料は?

一般500円(30人以上の団体400円)、65歳以上・学生(16歳以上)250円、15歳以下は無料。障害者手帳のある人と付き添い1人は無料。年間パスポートは一般2,000円・高校生1,000円

新宿御苑の行き方は?

新宿門へは新宿駅南口から徒歩10分、新宿三丁目駅・新宿御苑前駅(1番出口)から徒歩5分。大木戸門へは新宿御苑前駅(2番出口)から徒歩5分。千駄ヶ谷門へは千駄ヶ谷駅・国立競技場駅(A5出口)から徒歩5分

新宿御苑は、もともと何だった?

始まりは1590年(天正18年)。徳川家康の家臣・内藤清成がこの一帯の土地を与えられ、内藤家の屋敷になった。1654年、内藤家が屋敷の一部を返したところに甲州街道の宿場「内藤新宿」ができ、「新宿」の名が生まれた。1772年には、玉川上水の水を引いた内藤家の庭「玉川園」ができ、いまの玉藻池にその名残がある。1872年(明治5年)、政府が内藤家の土地を買い上げ、西洋の作物や家畜を試す「内藤新宿試験場」にした。1879年に宮内省の「植物御苑」となり、皇室の野菜や花を育てた。1900年、福羽逸人がパリ万博で訪れたフランスで、ヴェルサイユ園芸学校のアンリ・マルチネーに設計を頼み、1906年(明治39年)に皇室の庭園「新宿御苑」として完成した。1945年の空襲で、旧御涼亭と旧洋館御休所を残してほぼ全焼した。1947年の閣議で国民の公園にすることが決まり、1949年(昭和24年)5月21日に「国民公園新宿御苑」として公開された。いまは環境省が管理している。

新宿御苑の意外と知られていない見どころは?

旧御涼亭(台湾閣)、旧洋館御休所、前の温室の基礎、セントルイス万博の橋、メタセコイア、プラタナス並木とバラなど。

2026年10月27日時点の掲載分です。行く日や出発する駅からさがすときは、トップページが便利です。

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