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浅草寺ガイド:見どころ・歴史と近くのイベント

浅草寺の基本の情報と、知ると面白い由来・逸話、意外と知られていない見どころ、いまの催しをまとめています。

施設のガイド浅草寺

推古天皇36年(628)に隅田川の網にかかった観音像を祀ったのが始まりと伝わる、都内でいちばん古い寺。雷門から約250mの仲見世を抜けて、宝蔵門・本堂・五重塔へ向かう。ご本尊は大化元年(645)から秘仏で、いまもだれも見ることができない。

🎧 English audio guide →

本堂の開堂時間6:00〜17:00(10月〜3月は6:30から)。ほかのお堂の時間は浅草寺に問い合わせる
問い合わせ03-3842-0181(9:00〜16:30、日曜・祝日をのぞく)
住所東京都台東区浅草2-3-1
行き方東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩5分。都営浅草線の浅草駅はA4出口から徒歩5分
駐車場浅草寺に駐車場はない。台東区雷門地下駐車場など周りの駐車場を使う

2026/10/27に公式の案内で確かめた内容。変わることがあるので、行く前に公式も見てください。

出典:浅草寺「交通案内」、浅草寺「本堂」

キョウチカのおすすめポイント

本堂は朝6時(10月〜3月は6時30分)に開き、毎朝6時には弁天山の時の鐘が撞かれる。江戸に時を告げた鐘の音を聞きながら、雷門から本堂までの一本道を歩く朝の参拝がキョウチカのおすすめ。

本堂に入ったら天井を見上げたい。中央に川端龍子の「龍之図」、左右に堂本印象の「天人之図」「散華之図」がある。

帰りは雷門のそばの浅草文化観光センター(隈研吾の設計)の8階へ。無料の展望テラスから浅草の街とスカイツリーが見え、22時まで開いている。

ポチカのうんちく

浅草寺は、どうやって始まった?

推古天皇36年(628)3月18日の朝、宮戸川(いまの隅田川)で漁をしていた檜前浜成・竹成の兄弟の網に、一体の像がかかった。場所を変えて像を水に戻しても何度も網にかかるので持ち帰ると、土地の長の土師中知が聖観世音菩薩の像だと見極めた。翌19日に里の子どもたちが草のお堂を作って祀り、中知は自分の家を寺に改めて、生涯を観音さまの供養にささげたという。

大化元年(645)に勝海上人が観音堂を整え、このときからご本尊は秘仏になった。天慶5年(942)には平公雅が七堂伽藍を建て、天正18年(1590)には江戸に入った徳川家康が祈願所に定めた。慶安2年(1649)には三代将軍家光の寄進で本堂が再建されている。

国宝だった旧本堂は、昭和20年(1945)3月10日の東京大空襲で本堂・仁王門・五重塔とも焼けた。いまの本堂は鉄筋コンクリートで昭和33年(1958)10月15日に落成し、雷門は1960年、宝蔵門は1964年、五重塔は1973年に建て直された。

出典:浅草寺「浅草寺を知る」、浅草寺「略式年表」、浅草寺「本堂」

ポチカのうんちく

火事と空襲のとき、ご本尊はどこにいた?

浅草寺は何度も火事にあってきた。承暦3年(1079)に本堂が焼けたときは、ご本尊が本堂の西の榎の梢に避けていたと伝わる。

昭和20年(1945)の東京大空襲では本堂が焼け落ちたが、ご本尊は前もって地中の天水鉢に納められていて無事だった。昭和30年(1955)4月30日に金箔でおおわれた御宮殿ができてそこへ移り、上の段に秘仏のご本尊、下の段にお前立ちの像が祀られている。

出典:浅草寺「浅草寺を知る」、浅草寺「本堂」

ポチカのうんちく

山号「金龍山」と金龍の舞

縁起では、ご本尊が祀られると一夜にして約千株の松が生え、3日後に金のうろこの龍が松林に降りたという。これが浅草寺の山号「金龍山」の由来だ。

この話にちなむ「金龍の舞」は、本堂の再建を祝って昭和33年(1958)に始まった。いまは毎年3月18日と10月18日に舞われる。

出典:浅草寺「浅草寺を知る」、浅草寺「浅草寺寺舞」

ポチカのうんちく

雷門は95年間なかった

雷門の正式な名前は「風雷神門」。左右の風神・雷神にちなむ名で、文化年間(1804〜1818)にはもう「雷門」と呼ばれていた。

慶応元年(1865)の田原町の火事で焼けてから、95年も建て直されなかった。いまの門は1960年、松下電器(いまのパナソニック)の社長だった松下幸之助が寄進したもの。関節の痛みが観音さまへの祈りで治ったお礼だったと浅草寺は伝えている。大提灯は高さ3.9m・重さ約700kgで、2020年4月の掛けかえが6回目。

出典:浅草寺「雷門」

ポチカのうんちく

仲見世は「掃除のごほうび」から

仲見世の始まりは貞享2年(1685)ごろ。近くの人たちが境内の掃除を役目として負うかわりに、参道に床店を出すことを許されたのが起こりとされる。

明治18年(1885)にはれんが造りの洋風の店並みになり、関東大震災のあと大正14年(1925)に朱塗りの鉄筋コンクリートで建て直された。GO TOKYO によると、いまは約90の店が並ぶ。

出典:浅草寺「仲見世」、GO TOKYO: Sensoji Temple (Asakusa Kannon)

ポチカのうんちく

いたずら好きのたぬきが、火よけの神さまに

本堂の西の鎮護堂には、境内にすみついたたぬきが祀られている。上野戦争や奥山の開発で住みかを追われたたぬきが伝法院のあたりに集まり、草履を釜に投げ込んだり座敷に砂をまいたりといたずらをしたという。

明治16年(1883)、たぬきが夢に出て「お堂を建ててくれれば伝法院を火から守る」と告げたので祀ったのが始まり。関東大震災でも空襲でも伝法院と鎮護堂は焼けなかったといわれ、火よけ・盗難よけのほか、「たぬき=他を抜く」から落語家や歌舞伎役者にも信じられてきた。

出典:浅草寺「鎮護堂」

ポチカのうんちく

芭蕉が詠んだ時の鐘

弁天山の鐘楼の鐘は、江戸の町に時を知らせた鐘のひとつ。元禄5年(1692)に五代将軍綱吉の命で鋳直され、戦争中に多くの寺の鐘が供出されたときも由緒ある鐘として残された。

深川に住んでいた松尾芭蕉は、この鐘を「花の雲 鐘は上野か 浅草か」と詠んだ。いまも毎朝6時に撞かれ、大みそかには除夜の鐘になる。

出典:浅草寺「弁天山」

意外と知られていない見どころ
  1. 宝蔵門の裏の大わらじ高さ4.5m・幅1.5m・重さ500kgで、約2,500kgの稲わらで作られる。山形県村山市の人たちが奉納していて、2018年10月のものが8代目(初めての奉納は1941年)。
  2. 二天門慶安2年(1649)に東門として建った木造の朱塗りの門で、国の重要文化財。空襲を生きのびた江戸時代初めの建物で、2007〜2009年の修理で当時の姿に戻された。中の持国天・増長天は、1957年に寛永寺の徳川家綱の霊廟から迎えたもの。
  3. 焼けあとの残るイチョウ鎮護堂のご神木の公孫樹は推定樹齢400〜500年。1945年の空襲で焼けた跡がいまも幹に残っている。
  4. 五重塔のお釈迦さまの骨五重塔のいちばん上の層には、昭和41年(1966)3月18日にスリランカのイスルムニヤ寺院から迎えた仏舎利(お釈迦さまの遺骨)が納められている。塔は地面から約53m。
  5. 本堂の「施無畏」の額本堂の正面の大きな額は豊道春海の書で、幅約4m・重さ700kg。
  6. 浅草寺のはじまりの場所・駒形堂隅田川の駒形橋のたもとにある小さなお堂。628年にご本尊が川から上がった場所と伝わり、浅草寺は「浅草寺発祥の地」と呼ぶ。そばの戒殺碑(元禄6年・1693年)は、このあたりの隅田川で魚をとるのを禁じた碑で、都の文化財。

出典:浅草寺「宝蔵門」、浅草寺「二天門」、浅草寺「鎮護堂」、浅草寺「五重塔」、浅草寺「本堂」、浅草寺「駒形堂」

タクシー・バスで行く

🚕 タクシー

  • JR上野駅のタクシー乗り場 JR上野駅の中央改札を出て右側。「浅草寺まで」で、約10分。雷門の前で降りるのが一般的で、本堂まで徒歩約5分(NEWTの記事より。料金は約1,000円とされるが渋滞で変わる)

🚌 バス

  • 浅草雷門(雷門通り) 都営バス 上23(上野駅前〜平井、スカイツリー経由)。上野駅前から約12分、停留所から雷門まで徒歩約1分 約1分
  • 雷門通り(南側・北側) 都営バス S-1 下町バス(東京駅・上野公園・浅草・スカイツリーを結ぶ観光ルート、約20分おき)。北側がスカイツリー方面、南側が上野方面 雷門通りから徒歩すぐ
  • 浅草雷門前 台東区循環バス 東西めぐりん(松が谷から約15分) 浅草駅1番出口まで約3分(約130m)
  • 東武浅草駅 東口前 台東区循環バス めぐりん 北めぐりん・東西めぐりん(のりば1/30)、南北めぐりん(のりば17)。15〜20分おき 東武浅草駅前

ほかの乗りもの

  • 台東区循環バス めぐりん 1回100円(大人・子ども同額)、PASMO・Suicaなどの交通系ICカード可。約15〜20分おき
  • スカイツリーシャトル(東武バス) 上野駅公園口〜浅草雷門〜かっぱ橋道具街入口〜東京スカイツリータウン。大人220円、IC払い216円
  • スカイホップバス(オープントップ) 浅草・東京スカイツリーコース(上野・秋葉原も通る)。24時間券 大人3,500円・子ども1,700円。浅草の乗り場は東武浅草駅から江戸通りを北へ徒歩約8分

都営バスは前乗り・後ろ降りで、PASMO・Suicaが使える(大人210円、IC 206円)。都営まるごときっぷ(700円)は都営バスと都営地下鉄が1日乗り放題。浅草寺には専用の駐車場がなく、雷門周辺は混雑するので、バスや電車の利用がおすすめ。タクシーはアプリでも呼べる。GO は英語に対応し、海外の電話番号とカードで使える。Uber は東京ではタクシー会社の車を呼ぶ形、DiDi は2026年の初めから23区などで外国人も S.RIDE のタクシーを呼べるようになった。

出典:浅草のバス案内(Asakusa Station)、上野のバス案内(Ueno Station)、東京都 アクセシブル・ツーリズム 浅草コース、NEWT 浅草寺への行き方、Skytree Shuttle 1日券(ジョルダン)、Japan Taxi Apps for Tourists: GO, Uber, DiDi and S.RIDE(2026年10月12日)

雷門から歩く順番

  1. 雷門 風神・雷神像と大提灯の前から出発。門には1978年に奉納された天龍・金龍の像もある(5分)。
  2. 仲見世 宝蔵門まで約250mの朱塗りの店並み。歩くだけなら5分ほど、食べ歩きをするなら20分はみておきたい。
  3. 宝蔵門 門をくぐったら振り返って、裏の大わらじを見る(5分)。
  4. 本堂 常香炉の煙を体にかけてから参拝し、天井の龍の絵を見上げる(15分)。
  5. 五重塔 本堂の南西に立つ。塔のいちばん上にスリランカから迎えた仏舎利が納められている(5分)。
  6. 浅草神社と二天門 本堂の東へ。浅草寺を開いた3人を祀る浅草神社と、江戸時代初めの二天門を見る(15分)。
  7. 弁天山の時の鐘 本堂の南東の小高い丘。芭蕉が詠んだ鐘を見て、仲見世の東の道から雷門へ戻る(10分)。

仲見世の長さ(約250m)のほかに、所要時間を書いた資料は見つからなかった。各所の時間はキョウチカの見立てで、ひと回り1時間ほど。本堂は6:00(10月〜3月は6:30)〜17:00。

出典:浅草寺「仲見世」、浅草寺「雷門」、浅草寺「宝蔵門」、浅草寺「本堂」、浅草寺「五重塔」、浅草寺「二天門」、浅草寺「弁天山」、ニッポン旅マガジン「浅草神社」、GO TOKYO: Sensoji Temple (Asakusa Kannon)

季節ごとの見どころ

1月1日〜7日新年大祈禱会(12月31日〜1月6日は修正会)
2月の節分節分会。七福神の舞が舞われる
3月18日本尊示現会と金龍の舞(ご本尊が現れた日)
4月第2日曜白鷺の舞(5月の三社祭と11月3日にも)
5月浅草神社の三社祭。2026年は5月15日〜17日だった
7月9日・10日四万六千日・ほおずき市。10日にお参りすると4万6千日分のご利益があるとされ、雷よけのお札も授かれる
10月18日菊供養会と金龍の舞
12月17日〜19日羽子板市。数十軒の羽子板の店が並ぶ
12月31日除夜の鐘

出典:浅草寺「年中行事」、浅草寺「浅草寺寺舞」、浅草寺「四万六千日・ほおずき市」、浅草寺「納めの観音ご縁日・羽子板市」、GO TOKYO「三社祭」

浅草寺と明治神宮、どうちがう?

浅草寺は628年の始まりと伝わる寺で、観音さまを祀る。明治神宮は大正9年(1920)に明治天皇と昭憲皇太后を祀って創建された神社で、約70万㎡の人工の森の中にある。

浅草寺の本堂のすぐ東には浅草神社があり、寺と神社が隣り合う。浅草神社は明治の初めの神仏分離までは「三社権現」と呼ばれ、浅草寺と一体だった。

キョウチカの見立て:江戸の町のにぎわいと縁起物を楽しむなら浅草寺、森の中を歩きたいなら明治神宮。浅草寺なら、寺と神社の両方に一度にお参りできる。

出典:浅草寺「浅草寺を知る」、明治神宮「明治神宮とは」、ニッポン旅マガジン「浅草神社」

近くで組み合わせる

  • 浅草神社 本堂の東どなり。浅草寺を開いた檜前浜成・竹成と土師真中知を祀る。家光の寄進で1649年に建った社殿は国の重要文化財。
  • 浅草文化観光センター 雷門のそばにある隈研吾設計の観光案内所。8階の展望テラスは無料で、浅草の街とスカイツリーを見渡せる。22時まで。
  • すみだリバーウォークと東京ミズマチ 隅田川を渡る約160mの歩道橋で、浅草側からスカイツリーの側へ歩いて渡れる。床の一部がガラスで、7:00〜22:00。渡った先の高架下には東京ミズマチの店が並ぶ。
  • 隅田川の水上バス 浅草駅から歩いて3分の乗り場から、日の出桟橋・お台場・豊洲へ行ける。浜離宮で降りる便は2026年2月時点で降りるだけ。

出典:ニッポン旅マガジン「浅草神社」、タイムアウト東京「浅草文化観光センター」、GO TOKYO「東京ミズマチ/すみだリバーウォーク」、GO TOKYO: A guide to Asakusa

浅草寺で、いまやっている催し・これからの催し

ひと目でわかるまとめ

注目の催し

  1. ASAKUSA CULTURE & LIGHTS 2026(浅草カルチャー&ライツ 2026)(10/30〜11/3・浅草・入場無料)
  2. チンアナゴお面づくり(すみだ水族館「※チンアナゴではありま展」)(10/1〜11/16・押上・参加無料(別途入館料))
  3. Candlelight 東京スカイツリー天望デッキ クリスマス(12/24〜12/25・押上・入場無料(東京スカイツリー天望デッキ)
  4. 東京スカイツリータウン ドリームクリスマス2026(11/5〜12/25・押上・料金は公式ページで確認)
  5. 特別展 没後100年-師の君 半井桃水と樋口一葉(10/24〜12/20・三ノ輪・大人300円、小)

この一覧で、ここで予約できる PR

日付と人数を選んで、そのまま予約・購入できる催し

終わりが近い順38件

よくある質問

浅草寺の本堂の開堂時間は?

6:00〜17:00(10月〜3月は6:30から)。ほかのお堂の時間は浅草寺に問い合わせる

浅草寺の行き方は?

東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩5分。都営浅草線の浅草駅はA4出口から徒歩5分

浅草寺は、どうやって始まった?

推古天皇36年(628)3月18日の朝、宮戸川(いまの隅田川)で漁をしていた檜前浜成・竹成の兄弟の網に、一体の像がかかった。場所を変えて像を水に戻しても何度も網にかかるので持ち帰ると、土地の長の土師中知が聖観世音菩薩の像だと見極めた。翌19日に里の子どもたちが草のお堂を作って祀り、中知は自分の家を寺に改めて、生涯を観音さまの供養にささげたという。大化元年(645)に勝海上人が観音堂を整え、このときからご本尊は秘仏になった。天慶5年(942)には平公雅が七堂伽藍を建て、天正18年(1590)には江戸に入った徳川家康が祈願所に定めた。慶安2年(1649)には三代将軍家光の寄進で本堂が再建されている。国宝だった旧本堂は、昭和20年(1945)3月10日の東京大空襲で本堂・仁王門・五重塔とも焼けた。いまの本堂は鉄筋コンクリートで昭和33年(1958)10月15日に落成し、雷門は1960年、宝蔵門は1964年、五重塔は1973年に建て直された。

浅草寺の意外と知られていない見どころは?

宝蔵門の裏の大わらじ、二天門、焼けあとの残るイチョウ、五重塔のお釈迦さまの骨、本堂の「施無畏」の額、浅草寺のはじまりの場所・駒形堂など。

2026年10月27日時点の掲載分です。行く日や出発する駅からさがすときは、トップページが便利です。

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